自動車エアコンの不思議

エアコンが冷えなくなった。エアコンガスって入れればいいの?



夏の暑さも厳しくなり、「以前よりエアコンの効きが悪いかも」と感じる方も多いのではないでしょうか?
よく、「整備工場やガソリンスタンド等でガスを入れてもらって冷えるようになった 」
と聞きますが、はたしてそれでよいのでしょうか?

エアコンガスの量

自動車には車両ごとにエアコンガスの規定量が明記してあります。
通常はボンネット裏やエンジンルームにシールが貼ってあるのですが
***g(グラム)+-**g
***g~***g
と記載があります。
重さ(グラム)で指定してあるんですね。
一般的に年間5~8%のガスが減ると言われています。
規定量より少なくてはエアコンは冷えません
ですが
入れすぎても駄目なんです。
冷却能力低下やエアコンコンプレッサー故障の原因になります。
故障してからの修理になれば10万円オーバーというのはよくある話です。



エアコンガスの充填方法

通常、エアコンガスを補充する際は、写真のような機械を使います。
これはガスの圧力を測るゲージです。
「エアコンが冷えなくなった車両にガスを補充する」
んですが、ここで勘のいい方は気づかれるでしょう。

今、車の中にはどれくらいのエアコンガスが残っているのだろう???
ガスの圧力計で残量が量れるの???

そうなんです、量れないんです。
このエアコンガスゲージで量れるのは、あくまでもガスの「圧力」です。
重量は量れないのです!。

勘に頼ったガス補充の危険性

ガス残量がわからない以上、勘や経験に頼った補充になるわけですが
通常、写真のような流通しているガス缶から補充するわけなのですが、このガス缶の容量は
200g
中身が見えない缶から補充することになるので、やはり全部入れちゃいます。200g
「残量がわからない」車両に200g入れるわけで、あたりまえのごとく規定量には近づきません。
全般的に入れすぎる傾向にあるようです。
前述したように、ガスの入れすぎは冷却能力の低下とエアコンシステムの故障を引き起こします。


規定の量を入れるには

それでは、エアコンガスをベストの状態にするにはどうすればよいか?
答えは
「一度全部抜いてから規定量入れる」
これしかありません。

ここでまた問題が発生します。
前述したとおり、一般的に流通しているガス缶は200g容量です。
車両の指定が「200g・400g・600g」など、きりがいい数字ならよいのですがそうはいきません。
通常は320gや470gなど中途半端な容量指定になっています。
中身が見えない200g缶を使い、そのような中途半端な量をいれることが出来るのでしょうか?
これは現実的に不可能です。

それでは最善の方法は?

写真のような専用の機械を使います。
この機械は、
・車両からガスを抜く(同時に残量を量る)
・古くなったオイルを排出する
・特殊フィルターにより、エアコンシステム内部の不純物を取り除く
・ガス漏れチェック
・綺麗なオイルを入れる
・指定量のガスを入れる
ことが出来ます。
この機械を使うことにより、正確に車両指定量のガスを注入でき結果的に冷却能力の
向上とエアコンシステムの寿命を延ばすことが出来、コンプレッサー抵抗の低下により燃費の向上が望めます。

オートガレージ江下の取り組み

オートガレージ江下では、他社に先駆けてこのような専用機器を導入し、正確な診断をすることでお客様に大変喜んでいただいております。
愛車の寿命を延ばすためにも一度エアコンメンテナンスをお勧めいたします。



実際の作業動画(YouTube)

料金設定

基本料金 9,800円(税別)
ガスの追加が必要だった場合は1gあたり10円(税別)

 



 

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